活動報告

コラム~第7回「中国の将来像」

2022.7.5

各国の経済を考える場合、その国の人口構成が重要となる。基本は、人口のボーナスがあるか、ないかである。日本においては、1990年後半までは人口ボーナスがあったが、それ以降少子化の問題が生じ経済が大変なことになっている。一方、中国では、一人っ子政策の影響で2022年以降生産年齢人口(15才~65才)が急激に減少するといわれている。人口ボーナスは、一度終わると二度と来ないといわれおり、中国の将来は、人口問題と老人介護の高齢者問題を抱え、GDPの増加率の減少と共産党一党支配に暗雲が垂れている。特に、中国では、老人介護保険がなく、夫婦2人で親4人を面倒見ることとなり、個人生活に大きな問題となってくるといわれている。中国人は、国に政策があり、国民に対策があるという考え方があり、だれも共産党を信じるものはなく、個人でその対策を考えているようだ。最近では、海外に移住する中国人が増えてきているようであり、日本でも永住申請する中国人が多くなっているようだ。


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