コラム~第81回「ジャングリア沖縄」
2025.12.18
11月にジャングリア沖縄に行ってきた。
ジャングリア沖縄は、沖縄県今帰仁村のゴルフ場「オリオン嵐山ゴルフ倶楽部」跡地を使って開発され、敷地面積は東京ドーム約13個分に相当する60ヘクタールに及ぶ広さである。2025年7月25日に開業した。コンセプトは「大自然没入型」を掲げ、恐竜や絶景、野外体験などをテーマにしたアトラクション施設は22か所、温泉施設を備える。
運営会社のジャパンエンターテイメントは当園の企画開発のため、実業家の森岡毅が率いるマーケティング会社「刀」や地元有力企業らによって2018年6月に名護市に設立された。テーマパーク事業を通じて沖縄県北部の観光振興や雇用創出、県民の所得向上を目指す。整備に当たり、商工中金と琉球銀行を主幹事として700億円を調達した。官民ファンドのクールジャパン機構も出資している。
行ってみて驚いたのが、細かいパンフレットが販売されていないことだ。あくまでもサプライズ感を出すために仕組まれている。中では、スマホで予約することとなっており、高齢者では、そのシステムに着いていけない。さらに、WIFIが出力が弱く、十分に機能しないのが難点である。時期的に中学高校の修学旅行生が多く賑わっていたが、アトラクションは冒険ものの施設が多く、20歳から40歳の体力があるものを対象としており、小学生や高齢者には不向きである。また、スタッフが多く接客は親切であるが、スタッフが目立つ。まだ中国人は少ないと感じた。
今後については、交通アクセスが難しく、経営が大変であるが、テーマパーク事業を通じて沖縄県北部の観光振興や雇用創出、県民の所得向上を目指して頑張って欲しいと思う。
