活動報告

コラム~第50回「大和ミュージアム」

2024.9.6

令和6年7月に広島県呉市の大和ミュージアムを訪問してきた。呉市は、明治時代に海軍工廠が設置され、戦前においては戦艦「大和」が建造した東洋一の軍港であった。

私は、元陸上自衛隊にいたが、呉には一度も訪問したことがなく、一度は見たいと思っていたが、最近訪問することができた。私の勤務したところは横須賀の武山というところであり、海のそばにある駐屯地であった。広島駅から呉までは、海沿いの呉線に乗り、1時間で呉に着いた。海のそばに駐屯地があり、昔を思い出し、懐かしかった。大和ミュージアムは、その呉駅の海側にあり、1階には、戦艦大和の10分の1の模型があり、2階には、ゼロ戦や旧海軍の戦闘機、軍艦の模型が陳列されていたが、思ったよりも小さいと感じ、ちょっと不満であった。

私は、ハワイの真珠湾にも行ったことがあり、アメリカの戦争記念館にも訪問したことがある。そこでは、米軍の戦争記念館があり、日本軍の全体主義の行った数々の非礼について、延々と説明するパネルとともに映像が映し出されていた。その徹底した解説にうんざりした記憶がある。

その点、大和ミュージアムは、簡素であり、アメリカと比較して日本人の淡白さが伺い知れた。

ミュージアムで解説する叔母さんと話し合うことができた。叔母さんがいうには、最近、中国人が多く来ているという。私は、中国でも戦争記念館を訪問したことがあるが、アメリカと同様にくどい説明がされていたが、このミュージアムを見て、どのように感じるのか聞いてみたいと思った。

呉駅前のポスターを見ていたら、日本共産党のポスターがあり、「日本共産党は自衛官の命を守る」とのポスターがあった。さすが呉であり、憲法容認で自衛隊を違憲とする日本共産党のいい加減さが垣間見れた。


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